スーパーブラックは、INCO法を基本としたクリナップ独自の技術によって発色される、特殊なカラーステンレスです。独自の技術により、発色のポイントである酸化皮膜はグリーン色の数倍という厚さになります。同時にスーパーブラックでは干渉性が抑えられることで、広い角度からの安定した重厚な色調が得られるようになっています。この特性はスーパーブラックのみであり、ステンレスを成形加工した後に発色処理することができます。従来のINCO法では、成形加工後(曲げ加工、溶接加工など)に発色処理すると成形加工部分の色差が生じやすいという欠点がありました。しかし安定した色調を持つスーパーブラックは、溶接部分の修正が適当であればほぼ均一に発色させることができるのです。